2013/08/11
東海商業高校(東海市)情報科3年の蝦名雄飛(えびなゆうひ)君(17)=常滑市蒲池町=が、全国商業高等学校協会の検定試験一級の九種目全てに合格した。協会によると、昨年度は全国32万人の商業高生の中で九種目合格はわずか25人。東海商では1971年の学校創立以来初の快挙で、在校生や教職員、同窓生らを喜ばせている。
そろばんと電卓、英語、会計実務、簿記、プログラミング、ビジネス情報、ワープロ、商業経済の9種目で1級を取得した。会計実務など5種目は学校で習っていないため、書店で参考書を購入し、自宅で独学を重ねた。
中学生のときから得意だったというワープロの検定は昨年7月に取得。「苦手だった」と話すプログラミングは、コンピューター部の友達などに教えてもらったほか、インターネットで疑問点を調べて習得した。
高校生活に花を添える完全制覇を「全種目、1級取得という目標があったので、勉強を頑張ることができた」と笑顔。今後は同じく難関のITパスポート試験合格を目指して勉強すると気を緩めない。高校卒業後は「国公立大に進学し、経営学をさらに学びたい」と話している。(有川正俊)
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