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【岐阜】「なんで」を考えよう 美濃加茂中で市長が講演

2013/08/01

 地域の社会人が講師となり中学生に職業や人生体験を伝える美濃加茂青年会議所(JC)の「ちいき絆ねっと~学の陣」が、美濃加茂市美濃加茂中学校で開かれた。6月に全国最年少市長として就任した藤井浩人市長(29)が、全校生徒150人に講演した。

 「なぜ、市長になりたいと思ったか」がテーマ。大学院時代に東南アジアを旅した際、現地で出会った人たちが真剣に語っていた夢や貧しくても活力に満ちた様子が「何となく過ごしてきた自分を変えた」と話した。

 生徒たちには「みんなの時間は1人1人のもの。自分の意思で過ごさないと損」と問題提起。「なぜ勉強するのか、部活動など練習をするのか。『なんで?』と考えることを大切にして、自分なりの答えを出して」と伝えた。

 岐阜健康管理センター(同市西町)の臨床検査技師美濃輪彰さんの講演もあった。 (酒井健)

藤井浩人市長(左)の話を聴く生徒たち=美濃加茂市の美濃加茂中学校で
藤井浩人市長(左)の話を聴く生徒たち=美濃加茂市の美濃加茂中学校で