2013/07/10
◆メークで表情明るく!
◆岐阜聖徳学園高3生社会人の身だしなみ学ぶ
もうすぐ夏休み。学生や子どもは学校をしばし離れ、自分の将来をじっくり考えたり新しい経験を積んだりする時期だ。岐阜市中鶉の私立岐阜聖徳学園高校では9日、マナーアップ講座が開かれ、来春に就職や進学を控えた商業科の3年生120人が社会人になってからの身だしなみを学んだ。
女子49人に課せられたテーマは「清潔でさわやかな化粧」。講師役の化粧品会社の女性から「人の第一印象は見た目で決まる部分が大きい」と教わった後、自分の顔に下地クリームとファンデーションを塗り、眉を描いて口紅を塗った。
「化粧した後はみんな表情が明るくなった。今まで化粧をする機会はなかったので参考になりました」と生徒の伊藤さん(18)。ただ、この高校では夏休み明けの9月16日に全国で一斉に解禁される企業の面接にノーメークで臨むよう指導している。
男子71人は、企業や学校の面接で好印象を与える制服の着方やお辞儀の仕方を練習。「ワイシャツのすそはきちんとズボンに入れる」「ズボンはずり下げない」とあらためて教わった。その後、女子生徒たちと合流し、ふだんと違った雰囲気に「かわいいっ」と喜んでいた。 (田中周一)
◆就職と働き方学ぶ
◆各務原緑陽中
◆ハローワーク職員が講演
各務原市緑苑北の市立緑陽中学校で9日、2年生126人が将来の働き方を考える授業があった。求職や求人に詳しいハローワーク岐阜(岐阜市)の小林和敏さんが講師となり、中学を卒業しただけだと就職には不利なこと、定職に就かないフリーターは生涯賃金が正社員の半分で1億円も低いことなどを伝えた。
小林さんは、中卒者を対象にした求人が岐阜地区で毎年30~60人と説明。一方、就職希望の中卒者は80~90人いるため「競争は厳しい」と説明した。「勉強が好きじゃないから高校行かずに働けばいいや、と考えている人はすぐに考えを改めて」と注意を促した。
生徒のうち岡田さん(14)は「正社員になるのは大変だけど、フリーターや派遣社員より収入が安定している方がいい。獣医師になりたいので、これから勉強を頑張りたい」と話していた。 (大島康介)
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