2013/07/04
大府市共和西小学校の6年生62人が3日、豊橋市の伝統工芸品「豊橋筆」作りを体験した。
職人から仕事の面白さや大変さを学び、将来の職業選びに役立ててもらうための県の事業。職人の渡辺一明さん(61)=豊橋市東小鷹野=ら5人が指導した。
子どもたちは、全36工程のうち、最終段階を体験。へらで柄の先端に接着剤を塗り、筆先の「穂(ほ)」と呼ばれる毛束を取り付けた。
渡辺さんから「筆先がゆがんでいると字が曲がる。真っすぐに差し込んで」と助言を受け、すっと伸ばした人さし指のように穂を差していた。仕上げに、穂をのりでのばして固めた。
職人たちは穂を作るためにさまざまな種類の毛を交ぜる作業も実演した。
書道を習っている荻原さん(11)は「接着剤の塗り方が難しかった。使うのがもったいないけど、うまい字が書けそう」と話していた。 (出口有紀)
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