2013/06/17
岐阜のたんぽぽ薬局
育休、短縮勤務の充実評価
東海地方を中心に106店舗を展開する薬局チェーン「たんぽぽ薬局」(岐阜市)が、厚生労働省から「子育てサポート企業」と認められた。2~5年に1度の審査がある制度で、県内で唯一、初回から4回連続の認定。従業員の仕事と子育ての両立の支援に取り組む姿勢が評価された。(福沢和義)
たんぽぽ薬局によると、子供が2歳になるまでの育児休暇と、小学1年生になるまでの勤務時間短縮(1日最長2時間半)を積極的に取らせている。現在は従業員859人のうち45人が育休中で、35人が勤務時間短縮中という。
子育てサポート企業になると、子供が優しくくるまれているデザインの「くるみん」というマークを会社のパンフレットなどに使うことができる。イメージが向上し、学生の採用を有利に進めることが期待できる。
2007年に始まった認定制度。これまでに全国の6万6217社が子育て支援計画を厚労省に提出して認定を求めたが、実際に認められたのはまだ1490社にすぎない。
長女(3つ)を育てるのに勤務時間の短縮を利用しているたんぽぽ薬局笠松店(笠松町)の薬剤師沢井奈穂さん(33)は「職場に制度を利用しやすい雰囲気がある」と話す。
岐阜市の岐阜合同庁舎で認定証交付式があり、このほか県内では岐阜市の岐阜信用金庫(3回目)と笠松町の松波総合病院(同)、大野町の西濃信用金庫(初)、高山市の高山信用金庫(同)が認定書を受け取った。
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