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【経済】定年まで今の会社で…新入社員の3分の1回答

2013/06/09

百五経済研調査 「安定志向 依然続く」

 百五経済研究所(津市)が県内と愛知県の企業に今春就職した新入社員に実施した意識調査で、3人に1人が「就職先で定年まで働きたい」と答えた。

 大卒や高卒者ら550人から回答を得た。働き方に関する選択式の質問で「定年まで働きたい」を選んだのは33・6%と5年連続のトップ。研究所の調査担当者は「景気は上向きつつあるが若者にまだ実感はなく、安定志向が続いている」と分析している。

 このほか「条件次第で転職もあり得る」と答えたのは22・8%、「将来独立を考えている」は5・9%だった。

 男女別の調査では、就職先を決める際、出産以降も働き続けている社員がいるかを「気にした」という女性新入社員は、73・1%に上った。同性の上司がいるかを気にしたのは男性新入社員が24・7%だったのに対し、女性は45・5%と大幅に上回った。(河北彬光)