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【経済】管理職5割女性に イオン、積極登用へ

2013/05/17

20年目標

 イオンは16日、グループ約200社の女性管理職(課長、店長以上)の比率を、2016年に30%、20年に50%とする目標を明らかにした。幹部候補は、会社の転勤指示に原則従うことになっており、女性管理職比率が現状で10%程度にとどまっている一因とみられている。出産、育児などに配慮して勤務条件を柔軟にし、積極的登用を図る考え。

 16日の定時株主総会で、岡田元也社長が説明した。

 目標達成のため、社外取締役に内永ゆか子ベネッセホールディングス副社長の起用を決議。内永氏は、女性の人材活用を推進するNPOの理事長も務めており、助言を得ながら14年5月までに具体的な推進計画を策定する。

 岡田社長は、総会で「男女半々で採用しているが、10年たつと女性の大半は辞めてしまう。採用や育成が非効率で生産性を低下させる大きな要因だ」と指摘した。