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【大学生】ただ今就活中/使いたおそう! キャリアセンター

2013/04/30

丁寧な指導効果てきめん

 キャリアセンター、キャリア支援課、就職支援室…。名称はいろいろだけど、就活をサポートする部署はほとんどの大学にある。企業の情報や就活のテクニックに詳しいこの部署を使わないのは、絶対に損だ。

 愛知学院大4年の男子学生(21)は、キャリアセンターのすごさを実感している。

 昨年12月に就活を始め、ほぼ独力で書いたエントリーシート(ES)を百貨店やブライダル関連企業に送った。年明けに届いた結果は、まさかの全滅。焦って、2月に初めてセンターを訪ねた。

 事前のイメージは「堅苦しい雰囲気と怖い職員」。訪れてみたら全く違った。ESを見せると、趣旨を簡潔にまとめて具体的なエピソードを盛り込むことなど多くのアドバイスを丁寧に教えてくれた。

 効果はてきめんだった。指導を受けてから送ったESはすべて通過した。面接の前には必ずセンターに行き、企業や業界の最新情報を確認する。毎回「自信を持て」と励ましてくれる職員のためにも、受かりたいと思うようになった。今は第1志望を含む6社の選考に残っている。

 センターの職員は「まだ行きにくいと感じる人もいるようだが、この学生のようにどんどん使いたおしてほしい」と話す。

 他大学の同じ部署も考えは同じだ。「よく訪れる学生は就職先がうまく決まる」(愛知大キャリア支援課)、「豊富な資料やスタッフの知識を生かさないのはもったいない」(中京大キャリアセンター)などと、積極的な利用を呼び掛けている。

カラフルなインテリアを置く愛知学院大のキャリアセンター
カラフルなインテリアを置く愛知学院大のキャリアセンター