トヨタ工業学園

　トヨタ自動車の企業内訓練校「トヨタ工業学園」の入学式が五日、豊田市のトヨタ本社であり、高等部と専門部の新入生計２２３人がものづくりの道へ踏み出した。

　学園は高等部（３年間）と高卒を対象とした専門部（１年間）があり、卒業後はトヨタ社員として生産や技術などの部門に配属される。

　入学式では宮崎直樹専務役員が「自分自身の強みを伸ばすとともに、困難だと感じることにも自分の殻を破り、積極的にチャレンジしてください」とあいさつ。

　式を終え、高等部の守吉佑介さん（１５）は「積極的な自分になれると思い、学園を希望した。３年間、勉強し、トヨタの中核を担うリーダーになりたい」と話し、専門部の西崎昂太郎さん（１８）は「さまざまな知識や技能を身に付け、現場の即戦力として働きたい」と意欲を燃やした。