2013/02/28
初便出発 3大都市へ7月まで124便
金沢工業大(野々市市)が学生の就職活動を支援するバスの第1便が26日夜、東京へ向けて出発した。2000年から運行を始めて14年目。バスに乗り込んだ12人の学生は職員らの見送りを受け、車内で気合を入れた。(小塚泉)
学生の経済的な負担を軽減するだけでなく、「首都圏の学生らと接することで就職活動への意識を高めることにもなる」と、進路開発室の浜田浩之室長は狙いを話す。14年目を迎えて、今では定着し、バス運行に合わせて説明会を開いてくれる企業もあるという。
7月までに東京24往復、名古屋と大阪各19往復の計124便の運行を予定。3月から5月にかけては学生が集中し、日によって増便するケースもある。
料金は東京へは片道1500円、名古屋は750円など。昨年は116便運行し、延べ人数で東京の851人など1623人が利用した。
金沢工大によると、12年3月の学部卒業生の就職内定者1145人のうち約半数は関東、東海、関西の企業に就職した。
13年3月卒業生の就職内定率は93~94%で、決まっていない学生には卒業後も相談などの支援を続ける。浜田室長は「学生のためにやれることは何でもやっていく」と話している。
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