2013/01/31
県内企業戦力に
製造業などの海外進出が続く中、成長著しいアジアの活力を国内に取り込もうと、愛知県は新年度から、アジア諸国の留学生を毎年10人ずつ受け入れる独自の事業を始める。将来は県内企業に就職してもらうことを目指し、海外事業で活躍できる人材を育てる。
技術系の大学院修士課程レベルを中心とし、期間は2年半。学費や渡航費用、月15万円の生活費などを補助する。自治体の留学生支援では全国トップレベルになるという。新年度予算案に1600万円を計上する。
各国の提携大学などを通じて県内の企業に就職する意思のある希望者を募り、産学官でつくる選考委員会で選ぶ。期間中にインターンシップ(就業体験)に参加してもらい、愛知のモノづくりの魅力をPRして県内での就職につなげる。
県は、本年度中に策定する「あいち国際戦略プラン」に基づいて進めていく計画で、留学生支援以外にも国際的に活躍できる人材の育成に力を入れる。
新年度予算案に2600万円を盛り込む「あいちグローバル人材育成事業」では、県立高校の一部を英語教育の拠点になる「あいちスーパーイングリッシュハブスクール」に指定し、英語授業の研究や英語教育の小中高連携のあり方を探る。
児童生徒が外国人と一緒に英語で過ごす合宿や、高校生が自ら立てた短期留学などの計画に対し、県が25万円を上限に費用を補助する「高校生海外チャレンジ」も始める。
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