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【長野】障害者が日々の本音 人交流生活での心情トーク

2012/12/16

飯田で

 障害者が日々の生活で感じたことを語り合う「ぶっちゃけトーク」が15日、飯田市東栄町の飯田勤労者福祉センターで開かれた。

 障害者の生活、就労支援をする飯伊圏域障害者総合支援センターが主催。飯田下伊那地域の身体、知的、精神のいずれかの障害がある人たち約25人が参加した。

 参加者のうち5人が代表して、自身の生活について発表。「1人で暮らしていて不安はたくさんある。体調を崩した時にどこへ電話すればいいのか」「仕事中、同僚の視線が気になって集中できない」など生活の中で感じる不安や不満を語った。また「仕事でできないことがあって、プライドも傷つくけど勇気を出して取り組みたい。仕事に対する厳しい自意識を持ちたい」という意見も出た。

 支援センターの小木曽明彦所長(56)は「自信を持って、発表してくれた。この声が地域に波及して、暮らしやすい地域になれば」と話した。 (西川正志)