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【愛知】仕事探し働いて納税も 子どもの町「社会」体験

2012/11/26

半田で催し

 子どもたちが仮想の町の住民となり、社会の仕組みを学ぶ催しが24、25の両日、半田市向山町の向山公民館であった。延べ200人以上の小学生が、労働や消費などに関する知識を深めた。

 市内で放課後児童クラブなどを展開するNPO法人菜の花が初めて企画。体験は、「市役所」での住民登録に始まり、「ハローワーク」で仕事探し、「飲食店」などでの労働と給料の受け取り、「税務署」で納税といった流れ。買い物やゲームをして残金がなくなると、再び仕事探しに戻る仕組み。

 25日は、会場が「住民」の子どもたちでいっぱいに。買い物を威勢よく呼び掛ける「店員」や、ゲームに熱中する「遊び人」、売り物のおもちゃを作り続ける「職人」などが現れ、現実の町に負けない活気を見せていた。 (山本真士)

子どもの町の「銀行」で取引する子どもたち=半田市の向山公民館で
子どもの町の「銀行」で取引する子どもたち=半田市の向山公民館で