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【愛知】21日は一斉ノー残業デー 県内23万人参加

2012/11/16

担当県職員は残業し呼び掛け

 県は21日、県内で働く23万人が定時に仕事を終える大規模な「一斉ノー残業デー」を初めて行う。一方で、当日夜に関連イベントを開き、担当する県職員が残業して「ノー残業」を呼び掛ける。

 県職員が時間外に働くのは、21日夜に名古屋市中区で開くPR行事「ノー残業デーの夕べ」のため。イベントに合わせて作ったキャラクター「本日帰郎(ほんじつかえろう)」も帰宅せず、ノー残業への協力を求める。

 県の担当者は「職員は残業することになるが、定時退社した人たちが栄などで夜を楽しみ、リフレッシュしてもらうためにイベントをする」と話している。

 働く人が家族のだんらんや地域活動に加われるよう、企業や市町村に賛同を募り、全県的に定時退社を促すのは全国初の試みという。ユニー(稲沢市)やブラザー工業(名古屋市)など1500の企業、団体が参加登録し、社内放送などで仕事に区切りを付けて早く帰宅するよう求める。 (後藤孝好)