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【社会】学校・塾の先生 つらい 就職3年の離職率48% ワースト

2012/11/01

 厚生労働省は31日、入社してから3年以内に仕事を辞めた人の業種別割合の調査結果を初めて公表した。大卒では小中学校の教諭や塾講師など「教育・学習支援」が48・8%と最も高く、次いで「宿泊・飲食サービス」が48・5%だった。一方、「鉱業・採石・砂利採取」は6・1%で最も低かった。

 入社後3年以内に離職する若者はここ数年減少傾向にあるが、2009年に入社した人では高卒で35・7%、大卒で28・8%に上った。

 十分な経験を積まずに辞めた場合、正社員として再就職することは難しいことから、厚労省は「少しでも長く勤め続けられるよう就職活動で企業を選ぶ際の指標にしてほしい」と話している。

 大卒の離職率が高かった主な業種は、美容院やパチンコ店などの「生活関連サービス・娯楽」45・0%、「医療・福祉」38・6%、「不動産・物品賃貸」38・5%など。