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【愛知】「知多娘。」コラボ商品題材に学ぶ 半田商高生

2012/06/26

 半田商業高校(半田市)商業科の3年生16人が、知多半島のPRキャラクター「知多娘。」を取り入れた車の防犯用品を題材に、企画から販売までの流れを学んでいる。25日のマーケティングの授業で成果を発表した。

 「知多娘。」は市内のNPO法人「エンド・ゴール」の企画で、県制作の観光PRアニメなどに活用されている。自動車の盗難防止装置を手掛ける加藤電機(半田市花園町)が着目し、確認音などに声優のせりふを使った製品を、2011年11月に発売した。

 自動車用品店や通信販売での売れ行きは上々といい、加藤寛士教諭(27)が人気の背景を学ぼうと授業を企画した。生徒らは今月上旬に2度、加藤電機を訪れ、開発や営業など担当者ごとの役割を聞いた。

 発表では「車の防犯に関心がない人、特にアニメファンに興味を持ってもらおうと企画した」「車の用品店だけでなく、知多娘のイベントでもPRできる」と、部門ごとの工夫やアイデアを報告。鈴木絢女(あやめ)さん(18)は「教科書で習う内容を実例で学べてためになった」と話していた。

 (小端あゆ美)