2012/05/18
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは17日、東海4県の企業を対象に行った女性活躍推進アンケートの結果を発表した。出産後の復職も含め、女性社員の総数は増加傾向だが、女性管理職の比率は平均5%で、全国統計の7%より低かった。同社は「復職する女性は今後も増える。どう戦力化するかが課題」と指摘した。
五年前と比べ「出産後に復職して仕事を続ける人が増えた」と答えた企業は60%に上った。女性社員の総数は「増えた」が44%と最多。一方、管理職の人数は「変わらない」が63%で最も多かった。
女性管理職が増えた企業の特徴は、経営層が女性の活用を明言▽実力があれば男女問わず登用・昇進▽相談窓口の充実-など。
「女性の活用はメリットがある」との回答が78%を占め、理由は「女性社員のモチベーションが上がる」がトップ。女性社員に高めてほしい意識・能力は上位3つを選ぶ方式で「仕事への積極性・責任感」が70%で最も多く「リーダーシップ」39%、「目標達成への意欲」31%が続いた。
調査は2~3月、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)に本社がある1000社を無作為抽出し調査票を郵送した。回答企業は147社、回答率は15%。
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