2012/05/13
県内のサッカークラブチームに所属する小中学生が、伊賀市内の水田を活用した農業体験に取り組んでいる。サッカーだけでなく、食のことを子どもたちに考えてもらうのが狙い。12日は90人が田植えに挑戦した。
伊賀市内で練習する「FCアヴェニーダソル」と伊勢市を中心に活動する「FCアヴェニーダソルサウス」を運営するNPO法人・スポーツクラブどんぐり(伊賀市、中田純一理事長)が昨年に始めた。技術面だけでなく、食事を作ってくれた人への感謝や、思いやりの心を養うことが目的だ。農業体験のほか、里山散策や芸術鑑賞もしているという。
小中学生は泥まみれになりながら、同市小杉地区から借り受けた水田を含む計20アールに苗を植えた。柘植町で田植えに取り組んだFCアヴェニーダソルのキャプテン西沢利樹(りき)君(中学3年)=名張市さつき台1番町=は「声を掛け合ったり、協力したりすることは田植えもサッカーも同じだと感じた」と話していた。
(安部伸吾)
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