岐阜経済大（大垣市）は本年度から、公務員や教員を目指す学生をサポートするための支援プログラムを開設した。

　景気低迷や就職難で、公務員や教員を志望する学生が多くなったことに対応。４月に入学した１年生３０２人のうち１２４人が受講を申し込んだといい、大学は「学生の基礎学力不足が言われて久しく、受験へ向けた底上げを狙う。学生同士刺激し合うことで地域に役立つ人材を多く出したい」と話している。

　２年生まで歴史や地理、数学などの基礎教養を学び、３年生からは公務員と教員の各コースに分かれ、専門学校の担当者も交えた試験対策講座を行う。このプログラムのための支援室と学習室も設置、専属の教職員による相談を受けることができる。

　２年まで追加費用は不要で、３年からの講座受講料も専門学校より割安に設定する予定という。

　　（山本克也）