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【愛知】名古屋で県中央メーデー 生活安定への対策 必要性を呼び掛け

2012/04/22

 労働者が権利獲得のために団結する「第83回県中央メーデー」が21日、名古屋市中区の久屋大通公園であった。年金が支給される65歳までの雇用確保や、仕事と育児の両立など直面する課題の解決を訴えた。

 今回は「働くことを軸とする安心社会」をすべての世代で築くことを提唱した。集会では若者や女性、壮年の代表が登壇。60歳を過ぎても企業で働き続けたり、若者を正規社員として雇ったりといった、生活を安定させる対策の必要性を呼び掛けた。

 メーデーは労働組合や連合愛知が実行委員会をつくって開催。3000人が集まった。実行委員長の神野進連合愛知会長は「年金や医療、介護など社会保障の大きな課題を解決できていない。政治にしっかりかじ取りしてほしい」と話した。

労働環境の課題と改善の訴えを聞くメーデー参加者=名古屋市中区の久屋大通公園で
労働環境の課題と改善の訴えを聞くメーデー参加者=名古屋市中区の久屋大通公園で