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【福井】「夫の家事参加に満足」福井がトップ

2012/04/10

 福井は家事をする「カジメン」が多い? キリンビールがまとめた家事に関する夫婦の意識調査結果で、夫の家事参加に対する妻の満足度は、福井が全国で最も高かった。ただ、実際に夫が分担している家事の量は全国平均より少なく「福井は寛容な奥さまが多い」(同社広報事務局)面もあるようだ。 (平井一敏)

 調査は昨年12月、30~40代の既婚男女を47都道府県ごとに400人ずつ無作為に抽出し、インターネットで実施した。

 県内男女の結果で、夫が家事を「やってくれている」と回答した妻は59・1%。全国平均を8・2ポイント上回り、全国トップだった。夫の家事に「満足している」と答えた女性も60・5%で全国5位となり、妻が夫の家事参加を高く評価していることがうかがえる。

 一方、一週間の家事全体を100とした場合、夫が実際に分担している割合は17・2%。全国平均より0・4ポイント低く、28位にとどまった。理想とする夫の分担量32・9%(8位)も大きく下回ったものの「もうすこしやってくれるとうれしい」という妻は56・0%(46位)。38・5%(7位)の妻が「今のままで満足」と答えた。

 家事のうち料理では45・0%(29位)の夫が「やっている」と自己評価。だが「夫がやってくれている」と答えた妻は36・5%(33位)にとどまり、6割近くが「夫に料理をしてほしい」と望んでいる。

 妻の満足度が高いことに、同社広報事務局の担当者は、福井は共働きの夫婦が多いことから「妻が働く大変さを分かっている分、夫が少し家事を手伝ってくれるだけでも感謝する気持ちが強いのでは」と話している。