2012/04/07
1年間勉強、出荷農家へ
JA鳥羽志摩が新規就農者を育成する農業塾「なごみ」の第2期生の開校式が6日、志摩市阿児町鵜方の同JA本店であり、58~60歳の志摩、鳥羽両市の5人が農業への第一歩を踏み出した。 (丸山崇志)
塾は、耕作放棄地の活用や農業活性化を目的に昨年度から開かれている。
2期生の5人は、元公務員や元会社員で、女性1人を含む志摩市の3人と、鳥羽市の2人。
式では、浜村治幸理事長が「農家の高齢化が進み、耕作放棄地が増えているが、塾で知識を養い、これからの人生に役立ててほしい。安心安全の食を発信して」と激励した。
5人を代表して、鳥羽市鳥羽4丁目、元市職員浜田米生(よねお)さん(60)が「日本の農業は悲惨になりつつあるが、焦らず、慌てず、諦めずをモットーに勉強していきたい」と決意を語った。
5人は1年間、ナスやキュウリ、スイカなどの栽培方法や土壌、肥料などについて学ぶ。卒業後はイオン阿児、鳥羽両店のJA直営販売所に出荷する。
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