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【三重】異業種サービスを等価交換

2012/04/04

 世代や業種の異なる人たちが集まり、自分にできるサービスを等価交換する場「Toka(トーカ)会」を県内にも広めようと、伊賀市阿保で清掃管理業を営む山本大介さん(39)が奮闘している。7日午後1時半からは、県内で2回目となるToka会を市内上野茅町の上野ガスショールームで開く。 

 Toka会は、20万部以上の売り上げを記録した書籍「朝バナナダイエット」(ぶんか社)の著者「はまち。」さんが2年前に考案した。自分にできることと、欲しいサービスを書いたプロフィルシートを手に、物々交換の要領でサービスをやりとりする。原則的に、参加費以外に金はかからないことが人気を呼び、現在では全国組織「国際Toka協会」も結成され、東京や大阪の大都市圏を中心に浸透しつつある。

 山本さんは、母親ヒサ子さん(67)がToka会を開いたことを耳にして、関心を持った。「地元の事業者と交流する機会があっても、互いに何をしているかは案外、知らないもの。互いにできることを補い合えるのが魅力」とToka会を開くことにした。

 山本さんは「自分の内面の気付きにもなります。まずは参加してみてください」と話していた。参加費3000円。定員15人で先着順。申し込みは山本さん=電0595(52)2731=へ。

(安部伸吾)

県で2回目となる「Toka会」を開く山本大介さん=伊賀市阿保で
県で2回目となる「Toka会」を開く山本大介さん=伊賀市阿保で