2012/01/25
愛知労働局は24日、今春の高校卒業予定者の就職内定率が昨年12月末現在で、前年同期比2・4ポイント増の89・4%だったと発表した。担当者は「リーマン・ショックの影響が2年前に底を打ち、円高の影響は残っているが、就職状況が少し改善してきた」と見ている。
就職内定者は9451人で、前年同期より8・1%増加。内定を得ていない人は1116人で、同14・3%減った。
求人倍率は1・67倍で、前年同期より0・05ポイント上昇。1万7606人の求人に、1万567人の就職希望者がいた。
県内には製造業の大手企業が多く、高卒予定者の就職状況は、他県よりも良いという。東日本大震災による影響も、採用選考開始を遅らせた大学卒業者ほどは出ていない。
職業安定課は「前年の最終内定率は98%だったが、今年はさらに上回るのではないか。まだ内定を得ていない卒業予定者の支援を、学校側と連携して続けたい」と話している。 (島崎諭生)
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