2012/01/13
身近な40歳の人の記録
「2回目の成人式実行委」が下伊那校長会に寄贈
成人式から20年を経た飯田下伊那地域の40歳が集まり、昨年1月に「南信州最大規模の同窓会2回目の成人式」を飯田市で開いた実行委員会は、式典出席者らが書いた職業情報シートをもとに冊子「みちしるべ」(A4判、62ページ)を作り、12日、同地域の中学校長でつくる下伊那校長会に贈った。 (一ノ瀬千広)
実行委は、40歳を機に地域を見つめ直し、仲間とのつながりを確かめ合おうと、2回目の成人式を同市公民館で開いた。その際、「将来の地域を担う中学生の参考に」と冊子の製作を計画。出席者に、現在の職業情報や仕事を通しての思いを用紙に書いてもらった。
冊子には医師や栄養士、銀行員、経営コンサルタント、美容師など、用紙を提出した60人の情報を収録。現在の職業に就くまでの履歴や必要な資格、その仕事に就いて良かったこと、その職業を目指す人へのアドバイスが掲載されている。
実行委員の熊谷美砂子さん(41)と知久隆文さん(41)が飯田市の飯田東中学校を訪れ、下伊那校長会長を務める北沢明校長に同地域の22の中学校分44冊を手渡した。
熊谷さんと知久さんは「式典には欠席したが、後日メールで文章を寄せてくれた国連職員もいた。冊子から40歳の実際の姿が見える」「中学生が将来の職業を考える際に役立つはず」と話した。
北沢校長は「身近な40歳の人の記録なので、各校に配布し、生徒の進路指導に使わせてもらいます」と感謝していた。
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