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【福井】女性リーダー育成 県とお茶の水女大研修内容作成で協定

2012/01/06

福井商議所会頭 

 女性リーダー育成のプログラムづくりを進めようと、県は21日、お茶の水女子大(東京都)と相互協力の協定を結ぶ。同大の協力で効果的な研修内容を作成する。プログラムの1部は2012年度から実施の方針だ。
 同大は08年に設置した「リーダーシップ養成教育研究センター」で、女性指導者創出のカリキュラムを開発し、学生らに受講させている。県は西川一誠知事の3期目マニフェストで「福井版『女性の未来プログラム』」づくりを掲げており、同大にノウハウの提供を依頼していた。

 両者で開発するリーダー育成プログラムは、希望する県内の女性が受講できるようにする。研修は月1回程度のペースで2年間。「働く女性」のプログラムを作成、実施した後、「地域リーダー」育成なども加える。

 県によると、05年の国勢調査で福井県は夫婦世帯での共働き率(58・2%)、女性就業率(51・6%)ともに全国トップだが、管理職に占める女性の比率(9・38%)は最下位だった。県男女参画・県民活動課は「女性が会社や組織で力を発揮できるよう、個々の能力を伸ばす必要がある」とプログラムの重要性を説明した。 (尾嶋隆宏)