2012/01/03
関市南春日町の関鍛冶伝承館で2日、刀匠の仕事始めにあたる古式日本刀鍛錬の打ち初め式があった。
白装束に烏帽子(えぼし)姿の関伝日本刀鍛錬技術保存会刀匠部会の刀匠らが鍛錬場でお払いを受け、1年の盛業と無事を祈願。材料の玉鋼を熱する火床(ほど)に火を入れ、神前に供えた玉鋼を熱した。
大槌(つち)で玉鋼を打って不純物を取り除く「折り返し鍛錬」も披露。鍛錬場を取り囲む観光客らの前で、刀匠らは新年らしく華やかに火花を散らし、真っ赤に熱せられた鋼を規則正しく打っていた。
館内では研師や鞘(さや)師など、研磨や外装を担う刀職の仕事始め式と技能公開もあった。 (松崎晃子)
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