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【岐阜】火災から患者守れ 県立多治見病院で訓練

2011/12/27

多治見市前畑町の県立多治見病院が、同院で消防訓練をした。
 市消防本部南消防香月正視(まさみ)署長ら3人の署員の協力で、職員約80人が参加した。

 訓練は7階の患者食堂で火災が発生し、重病患者1人と職員2人がエレベーター内に閉じ込められる想定。他の職員は患者に見立てた人形を背負いながら、1階の玄関まで避難した。自衛消防本部を設置し、通報連絡、避難誘導、消火班など六班の班長が患者や職員の安全を自衛消防隊長の原田明生院長に報告した。

 訓練後、香月署長は「災害時は情報が混乱する。班長は任務を終えたら必ず隊長に報告するように」と講評。原田院長は「訓練の反省を次に生かせるようにしたい」と話した。その後、職員12人は訓練用消火器の扱い方を実践した。 (畑間香織)

班長に避難完了の報告をする職員ら=多治見市前畑町の県立多治見病院で
班長に避難完了の報告をする職員ら=多治見市前畑町の県立多治見病院で