障害者を対象にした就職面接会が１３日、松阪市高町の華王殿であり、同市や周辺市町から身体、知的障害者ら約百人が訪れた。
　松阪公共職業安定所などが毎年開催。銀行やホテル、小売店など市内を中心に２２事業所が参加し、事務や販売、清掃などの職種で計４１人の雇用を求めた。

　参加者は、配られた求人票を基に、就職を希望する事業所のブースで面接を受けた。担当者に履歴書を見せ、仕事内容や労働条件の説明を聞いた。手話の通訳を介して面接に臨んだ参加者もいた。

　同安定所によると、景気の影響で障害者雇用率は下がっている。西口典利所長（５４）は「厳しい経済状況だが、事業主に障害者雇用に意識を持ってほしい」と話していた。　（杉原麻央）