2011/12/14
紛争が続くパキスタン北部のペシャワルの戦傷外科病院に、昭和区の名古屋第二赤十字病院の看護師長関塚美穂さん(42)が派遣される。出発式が13日、院内であり、同僚らを前に抱負を述べた。
2004年にイラン南東部地震の被災地に派遣されたのを手始めに、インドネシア、タンザニア、ハイチなどで国際医療救援に従事。今年6~9月に北イラクの戦傷病院で活動したのに続き、2回目の紛争地派遣となる。
今回は15日~来年6月18日までの半年。一昨年に赤十字国際委員会(ICRC)がペシャワルに設けた100床規模の戦傷外科病院に勤務。紛争に巻き込まれた市民や、隣国アフガニスタンから運ばれてくる兵士の看護に当たる。
関塚さんは「戦争で手足を失った人々の社会復帰を支えたい。傷ついた体に触れ、どのような看護が求められているかを見極めたい」と語った。 (相坂穣)
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