2011/12/13
社福法人運営「隔てなく働く場所に」
豊田市錦町の市福祉センター1階に11日、障害者の就労訓練を目的にした喫茶店「ボンズカフェ」がオープンした。社会福祉法人オンリーワン(柿本町)が運営し、知的障害者が働いている。接客などの経験を積み、2年後の一般就労を目指す。 (諏訪慧)
オンリーワンは障害者を対象に生活介護やヘルパー派遣を展開している。就労支援にも力を入れており、柿本町に菓子工房「ぐれいす」とカフェギャラリー「マテイニ」を開設。ぐれいすでは知的障害者がパティシエの指導を受け、クッキーやパウンドケーキを作っている。
ボンズカフェは10~20代の障害者6人がパート従業員らと一緒に勤務し、注文取りや配膳、食器洗いをする。11日は福祉センターでイベントがあったため多くの客が来店。コーヒーやジュース、ケーキなどをワゴンに乗せて運び、注文と合っているかを確認してテーブルに置いた。
市の公募で運営することになったオンリーワン。中本秀行理事長は「障害者が働く場所ではなく、障害者と健常者が一緒に働く場所として認知してもらえるようにしたい」と話す。
今後は周辺の事業所を訪れ、ボンズカフェの趣旨を説明したり、チラシを配ったりしてPRにも努めるという。
営業は午前9時半~午後5時半で、月曜休業。飲み物、焼きたてのパン、日替わりランチ、ぐれいすの焼き菓子などが味わえる。
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