豊田自動織機（刈谷市）は２９日、大府市江端町の同社技術技能ラーニングセンターで、１２月１７～１９日にある技能五輪全国大会へ出場する社員による訓練を公開した。
　大会は静岡、滋賀、長野の各県で開かれ、原則２３歳以下の若い技術者の技量を競う。同社からは機械の組み立てや製図など６部門に１５人が出場する。

　同社や関係企業の役員ら１５０人が見学。本番のような張り詰めた雰囲気の中、社員たちは、大会と同じ要領で課題を完成させていった。

　昨年に続き２人１組でメカトロニクス部門に出場する姫野博さん（２０）と山村了さん（２１）は、仕様書通りに装置を組み立てる課題に取り組んだ。二人は「当日の課題によって作業の役割分担も変わるので気が抜けないが、どのチームよりも早く、正確に製品を完成させたい」と意気込んだ。　（出口有紀）