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【長野】法定の1.8%を初めて上回る 県内の障害者雇用率

2011/11/27

 長野労働局がまとめた今年6月1日現在の県内の障害者雇用状況によると、民間企業の雇用率は前年比0・04ポイント増の1・82%で、1998年の法改正で決まった一定規模(常用労働者数56人以上)の企業を対象にする法定雇用率(1・8%)を初めて上回り、全国平均との比較も0・17ポイント上回った。

 法定雇用率が適用される県内企業で働く障害者は4850人で、前年より9・2%増えた。ただ達成企業の割合は57・0%で、前年比0・01ポイント増にとどまった。

 達成企業の割合が最も高い業種は医療・福祉の76・9%。宿泊業・サービス業の61・3%、製造業60・1%が続く。最低は学術研究・専門・技術サービス業の26・7%だった。

 法定雇用率が2・1%の地方公共団体は平均2・2%と、前年比0・09ポイント低下した。働く障害者数は5・7%増の678人、達成団体は適用対象105団体のうち、93団体だった。 (小松田健一)