2011/11/25
難関とされる公認会計士試験に、福井商高出身で、専門学校生の高山祐未さん(19)=福井市大島町=が合格した。本年度の合格者では最年少。「たくさんの人から信頼され、頼られる会計士になりたい」と意気込んでいる。
試験は合格率6・5%で、今回は全国で2万3151人が志願し、1511人が合格。合格者の最年長は65歳だった。
高山さんは高校在学中、簿記県大会で優勝したこともあり、公認会計士を志し、京都IT会計法律専門学校に進学した。専門学校では授業を挟むように、朝8時から夜9時までみっちりと勉強漬けの毎日。試験直前の模試では合格点に達しなかったが、本番では見事に猛勉強の成果を実らせた。
「簿記が好きで計算は得意。理論はやればやるほど身につき、新しいことを吸収できて楽しかった」と話す高山さん。合格で一息つく間もなく、監査法人に勤めるための就職活動に励む。「公正な立場から企業に悪いところを指摘できるのが、格好いい」という、着実に歩を進めている。
(平林靖博)
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