2011/10/20
女性の就労支援やキャリアアップ(職業能力の向上)支援、子育ての悩み相談を1カ所で受けることができる「滋賀マザーズジョブステーション」が19日、近江八幡市の県立男女共同参画センター内にオープンした。国の労働局と地方自治体が共同で女性に特化した就労支援の場を設置したのは京都府に続き全国2例目。キャリアアップ支援も併置したのは全国初。 (木原育子)
ステーションは▽就労カウンセリングを担う就労支援相談▽ひとり親の就業自立支援▽ハローワークコーナー▽キャリアアップ支援▽託児室-などを設置。9人の職員らが担う。
県内の男性有業率は25-59歳まで90%以上で大きな変動はない。女性有業率は25-29歳が73・6%、出産期の30-34歳で63%に落ち込み、子育てを終えた45-49歳で78%に戻る。しかし30-44歳への調査で、20%近くの女性が就業を希望している。
嘉田由紀子知事は就任当初から、出産のために離職した女性の再就職の難しさに着目。国に働き掛けてハローワークの協力を取り付けるなど努力を続けてきた。
開所式で、嘉田知事は「開所は一つの時代の流れで、社会の転機として未来に向けての出発点にしたい。住み心地日本一の滋賀を作り上げる」と語った。
問い合わせは、滋賀マザーズジョブステーション=電0748(36)1831=へ。
転職・求人情報検索(名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県)はトップから