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【愛知】最先端技術、名古屋に集結 テックビズ開幕

2011/10/20

 素材から製品化まで幅広い分野の技術を紹介する「次世代ものづくり基盤技術産業展-テックビズエキスポ2011」が19日、名古屋市港区のポートメッセなごやで開幕した。22日まで。
 名古屋市や愛知県などでつくる名古屋国際見本市委員会が初めて開催。全国から136の企業が出展し、次世代自動車、航空機などの新産業を支える技術や製品を披露する。

 表面処理加工のフロロコート名古屋(愛知県一宮市)は、フッ素樹脂塗料を自動車部品などに塗ることで耐熱性などの付加価値を高める技術を紹介。JFEテクノリサーチ(東京)は、航空機などに使用される炭素繊維複合材の品質の評価方法などを出展した。

 食品加工機を製造するエルクード(名古屋市)などでつくる「次世代プレス金型研究所」は、同社が独自開発したプレス加工技術で仕上げた精密部品を並べた。同社の堀田一夫専務は「量産向きのプレス加工でも品質を高めれば、海外に流れていかない」と話した。

 期間中は約80人が、レーザー加工や次世代自動車の技術動向などについて講演。会場横では49社が出展する「航空宇宙シンポジウム」も同時開催されている。

スギノマシン(富山県魚津市)が出展した医療機器部品の洗浄器など新産業を支える製品が並ぶ「テックビズエキスポ2011」=名古屋市港区のポートメッセなごやで
スギノマシン(富山県魚津市)が出展した医療機器部品の洗浄器など新産業を支える製品が並ぶ「テックビズエキスポ2011」=名古屋市港区のポートメッセなごやで