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【富山】“救命体験”に真剣 中学生30人 外科セミナー

2011/09/26

富大病院
 外科医の仕事に触れる催し「富山大KIDS外科セミナー」が25日、富山市杉谷の同大病院であり、県内の中学生30人が手術体験などを通じて医師の役割を学んだ。

 生徒たちは、はさみやピンセットなどを使って、傷口を糸やひもでつなぎ合わせる縫合や、映像を見ながら内視鏡手術をするシミュレーターを通じて外科手術を模擬体験。医師や看護師らの指導を受けながら、真剣な顔つきで手を動かした。

 富山市藤ノ木中3年の古川由芽(ゆめ)さん(15)は「普段できない体験ができた。人を助けるすごさをあらためて感じた」と話した。

 催しは医学や医療の面白さを知ってもらおうと、同病院が2008年度から毎年開いている。 (永井響太)

医師や看護師の指導を受けながら、手術の縫合を体験する生徒=富山市杉谷で
医師や看護師の指導を受けながら、手術の縫合を体験する生徒=富山市杉谷で