2011/09/16
4月から消防の技能や知識を磨いてきた第46期初任教育学生の特別点検が15日、福井市大畑町の県消防学校で開かれた。
7消防本部1局の44人が、各消防長や保護者ら130人を前に、姿勢や服装を検査する通常点検など、9項目で成果を披露。訓練礼式では、44人が早足は1歩が70センチ、駆け足は1歩が80センチと、体に染み込ませた行進で隊形変換を実施し、一糸乱れぬ動きを見せた。
消防広報では、東日本大震災を受けて地震と自主防災と題した寸劇を上演。女装した学生らがコミカルな演技で地震時の対応を演じ「トイレで地震があった時は、スリッパをドアに挟んで退出口を確保して」などと呼び掛けた。
点検後、第46期総代の中出賀之(よしゆき)さん(27)は「自分たちは東日本大震災を目の当たりにして入学した。一日でも早く先輩に追いつき、戦力になりたい」と話した。学生たちは9月の卒業式後、各消防へ配属される。
(吉野淳一)
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