2011/09/10
今秋に就職活動をする鶴来高校(白山市)の3年生27人は、採用面接で緊張せず話す度胸をつけようと、同市月橋町の月橋交差点で早朝、通勤する人に向かってあいさつ運動をしている。9日は地元企業の社長からあいさつやマナーの指導を受け、行き交う車に元気よくあいさつした。
就職希望者のあいさつ運動は初の取り組み。面接できちんとあいさつして自信を持って受け答えし、円高不況の就職難でも好印象で採用を勝ち取ろうと、7日から始めた。
クルマスポーツの社長で、市倫理法人会相談役としてマナー講師も務める車幸弘さん(43)=鶴来大国町=が指導。生徒らに「面接ではあいさつできるかしっかり見られる。付け焼き刃では声が出ないので、普段から声を出そう」と訴えた。
生徒は車さんと発声練習をしたあと、4班に分かれ、交差点の歩道に立って信号待ちの車や歩道を歩く人に「おはようございます」と大きな声であいさつ。近くの鶴来署員と共に、のぼり旗を持って交通安全も呼び掛けた。車さんは「いいあいさつだった。面接でも大きな声で頑張って」とエールを送った。
生徒は15日まで街頭に立ち、今月下旬から就職試験や面接に挑む。 (今井智文)
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