2011/08/30
厚生労働省が29日発表した就業形態の多様化に関する調査によると、派遣、契約など正社員以外の労働者の割合は、2010年10月時点で38・7%と、07年の前回調査に比べ0・9ポイント上昇した。パートタイム労働者や契約社員の割合が増加したことが原因。
正社員の割合は、0・9ポイント低下の61・3%。正社員以外ではパートタイム労働者が0・4ポイント上昇の22・9%で、契約社員が0・7ポイント上昇の3・5%だった。派遣労働者は3・0%で、08年のリーマンショックに伴う派遣切りなどを受け、1・7ポイント低下した。
今の働き方を選んだ理由について、派遣労働者は「正社員として働ける会社がなかった」が44・9%を占め、正社員を希望する人は50・9%に達した。一方、パートタイム労働者は、50・2%が「都合の良い時間に働ける」ことをパートを選んだ理由に挙げ、約8割が今後もパートを続けたいと答えた。
調査は、正社員の割合などは常用労働者5人以上の1万414事業所が回答。働き方を選んだ理由は3万3千87人が答えた。
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