2011/08/28
伊賀市の市立上野総合市民病院が、病院の業務内容を紹介し、参加者に体験もしてもらう公開講座が27日、市内の「ヒルホテルサンピア伊賀」で開かれ、地元住民ら約30人が参加した。
医師や看護師はもとより、放射線技師や臨床検査技師など医療を支えるさまざまな仕事を中高生や市民に知ってもらおうと企画した。同病院医師による講演のほか、8ブースに分かれた展示もあった。
講演では、胃がんや大腸がんを摘出する手術方法として、体に小さな穴を開けて大きな傷を残さずに行う腹腔(ふくくう)鏡手術の説明がされた。ブースの展示では、手術時、組織を切るときに使う超音波凝固切開装置や血液細胞の検査を行う顕微鏡の使用体験が行われ、来場者は各ブースでさまざまな仕事の模擬体験をした。
来年に大学医学部受験を目指している高田高3年の広田有美さんは「講座に来て、医師になりたいって思いが強くなった。将来は上野総合市民病院で働きたい」と話していた。 (山田雄之)
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