2011/08/17
教員免許のない民間人が市立小中学校の教壇に立つ「キャリア・マイスター制度」を導入する市教委は、非常勤講師16人の採用を内定した。2学期が始まる9月1日に着任する。
内定者は男性4人、女性12人。26歳の大工から68歳の元キャビンアテンダントまで、年齢層や職歴はさまざま。
事前のアンケートに対して「中学を卒業してすぐに社会に出た体験や苦労から得たことを伝えたい」(大工)「氾濫する情報の中で、どう真実を読み解くかを教えたい(Webサイトデザイナー)と抱負を述べている。
週に3~4日の勤務で、報酬は月16万3千500円。専門分野を生かした科目の授業や、総合学習の時間での講話などを担う。
270人の応募に対し、市教委が面接などで16人に絞り込んだ。今月中に5回の研修会で、児童・生徒への接し方の説明や授業の練習などを行う。
制度は河村たかし市長の強い意向で導入。「人生経験が豊かな人に、受難時代を生き抜くノウハウを教えてもらいたい」と話した。(北島忠輔)
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