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【愛知】電気自動車の蓄電池作り学ぶ 高校生42人セミナー参加

2011/08/10

 将来の自動車産業を担う人材育成を目的とした高校生電気自動車プロジェクト(中日新聞社共催)のセミナーが9日、名古屋市昭和区の名古屋工業大であった。市内4高校の生徒42人が参加し、鉛蓄電池作りを学んだ。

 プロジェクトは3年がかりの取り組みで、大学での講義や実験、企業実習で知識と技術を習得し、最終年にエジソン製の電気自動車に高校生が作った蓄電池を搭載して走らせる。

 セミナーの実験では、ゴーグルをかけた生徒たちが硫酸に浸した鉛板2枚に乾電池4本分相当の6ボルトの電圧をかけた。その後、鉛板1枚が酸化し電気が蓄えられる状態となっているかを計測器で確認した。

 菊里高2年の斉藤広海君(16)は「ものづくりに興味があって参加した。電気自動車を走らせるのが楽しみ」と話していた。

  (後藤孝好)

熱心に鉛蓄電池を作る生徒たち=名古屋工業大で
熱心に鉛蓄電池を作る生徒たち=名古屋工業大で