中日新聞CHUNICHI WEB

就職・転職ニュース

  • 無料会員登録
  • マイページ

【福井】「憧れ大きくなった」 県内病院で高校生が看護体験

2011/07/29

 看護師の仕事を知ってもらおうと、高校生を対象にした1日看護体験が、県内の病院で実施されている。29日までに13病院で行われ、看護師志望の計469人が現場で業務に触れる。

 初日は福井赤十字病院、県立病院、春江病院で行われた。福井市月見2丁目の福井赤十字病院では仁愛女子、羽水、福工大福井、北陸の各校から計44人が参加。4人1組で小児科や外科などの病棟を回った。

 小児科病棟では、看護師からアドバイスを受け、生徒たちが実際に患者の足を湯で洗ったり、車いすを押したりした。羽水高普通科1年の久保歩美さん(15)は「患者を気遣う看護師の気持ちが、すごいと思った。看護師への憧れが大きくなった」と話していた。

 看護体験は看護学生を確保するため、県が県看護協会に委託して2003年から年1回実施している。 (山本洋児)

看護師(右)からアドバイスを受け、患者の車いすを押す生徒=福井市月見2丁目の福井赤十字病院で
看護師(右)からアドバイスを受け、患者の車いすを押す生徒=福井市月見2丁目の福井赤十字病院で