2011/07/13
東日本大震災の被災者の就労を支援するため、高森町は1日付で、福島県南相馬市から同町に避難している古内有子さん(39)を臨時職員として採用した。
古内さんは総務課に所属し、窓口や文書発送業務を担当している。雇用期間は1年間。国の緊急雇用創出事業を活用して雇用する。
古内さんによると、福島第1原発の事故により、自宅のある場所が緊急時避難準備区域に指定されたため、3月28日に2人の小学生の子供と、母の実家がある同町へ避難した。子供は町内の小学校に4月から通っている。
自宅にいつ戻れるかわからない中で仕事を探し始めた時に、町から臨時職員として働くことを提案された。古内さんは「原発事故が収束し、安全になって戻れればいいなと思う。それまでは頑張って働きたい」と話した。
熊谷元尋町長は「震災被災者が自立できる環境を整えるのも私たちの役割。しっかり働いてほしい」と激励した。 (一ノ瀬千広)
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