2011/07/10
志摩市志摩町和具の海岸で9日、海女漁を体験するイベントがあり、20~50代の女性8人が、現役海女の指導を受けながら素潜り漁に挑んだ。
海女に関心がある女性らに理解を深めてもらい、地域で減り続ける担い手を目指すきっかけにもなればと、市内の志摩自然学校と横山ビジターセンターが昨年に続いて開催。県内のほか、関東や北海道からも参加応募があった。
女性らは海女の基礎知識について講義を受けた後、マリンスポーツのウエアに着替えて、和具のベテラン海女3人とともに海へ。スキューバダイビングやシュノーケリングの経験者ばかりとあって、臆(おく)することなく3~4メートルの潜水を1時間半ほど繰り返した。
次々とアワビやウニなどを捕る本職の3人には遠く及ばないものの、参加者もサザエを捕まえ、「初めてで大したもんや」と海女たちを感心させていた。
海女の仕事に関心があり、東京都中野区から参加したウェブデザイナーの大庭春香さん(27)は、「大変さも分かり、貴重な経験ができた。ベテランさんのすごさに圧倒された」と話していた。
(飯田竜司)
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