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【岐阜】世界の農業この目に 海外派遣の高校生が抱負

2011/07/07

 7月中旬から農業実習のためブラジルとオランダに派遣される農業高校生9人が6日、県庁で松川礼子教育長に抱負を語った。

 農業科のある県立5校の2、3年生で、15日~8月5日に両国を訪問。ブラジルでは大規模農業を、オランダでは環境に配慮した農業の実情を学ぶ。

 飛騨高山高園芸科学科3年の仲田彦太君(17)は「農業を継ぐことが夢。将来につながるようたくさん学びたい」と意欲を見せた。岐阜農林高流通科学科3年の野原栄佑君(18)は「食の安全について基準の違いを知り、日本にないものを取り入れたい」と語った。

 松川教育長は「いろいろなことを吸収し、将来の県や日本の農業を背負ってほしい」とエールを送った。派遣は1978年に始まり、今年で33回目になる。 (山本真嗣)

海外派遣を前に松川礼子教育長(手前中央)と面談し、記念撮影する高校生ら=県庁で
海外派遣を前に松川礼子教育長(手前中央)と面談し、記念撮影する高校生ら=県庁で