2011/07/02
県立看護大(津市)が、感染症の流行阻止や院内感染対策で中心的な役割を担う専門的な看護師を育成する感染管理課程を県内で初めて開設し、同大で1日、入学式を開いた。
日本看護協会の研修プログラムの一つで、修了後の審査に合格すると認定看護師の資格が得られる。これまで県内には課程がなく、認定看護師が少なかった。初年度は看護師や助産師の実務経験が5年以上などの条件を満たした県内外の30人が入学し、来年2月まで計615時間の研修を受ける。
入学式で村本淳子学長は「感染管理課程の開設は長年の願いだった。感染症防止の技術を身に付けたスペシャリストを目指し、質の高い看護を提供してほしい」と激励。入学生代表の総合心療センターひなが(四日市市)の看護師栗原康雄さんは「(入学生の)出身病院はさまざまだが、感染症を撲滅したいとの思いは一つ。栄えある第1期生として県民の期待に応えたい」と宣誓した。 (鈴木龍司)
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