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【福井】12カ月連続の日本一 5月の県内有効求人倍率

2011/07/02

 福井労働局は1日、5月の県内有効求人倍率(季節調整値)を1・02倍と発表した。昨年5月以来、12カ月連続で全国トップを維持するとともに全国で唯1、1倍超えの高水準となっている。

 4月の有効求人倍率は1・04倍で0・02ポイント減少。全国は0・61倍で4月と横ばいになっている。

 有効求人数は1万3233人で、前年同月比25%増。有効求職者数は1万4946人で同10・1%減となった。正社員に限った有効求人倍率(原数値)は0・60倍で有効求人数に占める正社員の割合は43・9%にとどまっている。

 有効求人数は15カ月連続で増加しているが、増加幅は次第に縮小している。島谷敏昭局長は「東日本大震災の影響で自動車関連業などで低迷が見られるが、小売業などで持ち直しの動きもある」と話した。県内6地域の有効求人倍率は小浜1・21倍、敦賀1・14倍、三国0・93倍、福井0・89倍、武生0・73倍、大野0・70倍となっている。 (古谷祥子)