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【三重】勤務中も対策必要 猛暑の2010年、149人倒れる

2011/07/01

 三重労働局は30日、昨年1年間に県内で勤務中に熱中症で倒れ、治療を受けた人が前年比5・3倍の149人に上り、うち1人が死亡したと発表した。今年も6月23日に津市内で草刈り中の女性(39)が熱中症の疑いで死亡しており「職場の熱中症対策がさらに必要」という。

 同局によると、県内で勤務中に熱中症で死亡した例は過去10年間で5件あり、建設業や製造業に多いという。2010年は記録的な猛暑で倒れる人が急増した。勤務中の死亡例は全国的に増えており、10年は47人。特に7~8月の午後3~4時に集中しているという。今夏は平年以上の暑さが続くと予測され、同局は注意を呼び掛けている。 (宿谷紀子)